READ BETWEEN THE LIES　(訳:「その嘘八百を読み解け！」)

BASED ON THE PULITZER PRIZE-WINNING INVESTIGATION　(訳:「ピューリッツアー賞受賞の原作に基づく捜査劇」)

THE CATHOLIC CHURCH - CARDINAL LAW - PRIEST GEOGHAN

物語のカトリック教会の聖職者最高権威＝ロウ枢機卿(すうききょう)、その門下在籍のゲーガン神父は「ゲーガン事件」を７０年代に起こす。

当時の新任編集長が此の物語の編集長(マイケル・キートン)で、当時はその重大さに気付かずに事件を風化させてしまっていた。新局長の言葉により、

再びその当時の捜査を焦点手記＝スポットライトに掲載しようと物語は開始する。此れはスリリングで「フレンチ・コネクション」的活力に満ち溢れた秀作である。

内容は、何世紀にも渡り巨大な権力を持った宗教組織であるローマ法王カトリック教会の世界に点在する超巨大組織の巨大な一時代の悪事に携わった

聖職者の犯罪者たちの罪逃れを表面化させた記者たちの勝利の物語である。政治家にも上場企業にも教育者にも法律関係者にも存在する隠れ犯罪者。

誰もが疑わなかった神父組織の聖職者たちの巨大組織の中の犯罪者の事実が新聞に掲載。その朝は日曜日であった。ラストの休日の職場の様子が

物凄く感動的でした。とても日常的なる普段着的な着飾らない映画で在る。サントラスコア音楽もとても良いですね。

そしてドキュメンタリー・タッチのカメラワークが素晴らしかった。文句なしの脚本でした。作品賞は監督賞の『レヴェナント』や『ブリッジ・オブ・スパイ』と互角。

出演者の個性がよれよれで居て、親近感のある感じで居る。そこが何より深みのある濃い部分じゃないかなと感じた。此の後日譚は本作ではエンドロールのみ。

その声は電話から聞こえた。全てがボストンに繋がったのだった。世界の至る所から寄せられた。

聖職者の世界に居た「腐ったみかんは取り除けずに、避けて隠したそして隠した。」その数はマフィアに並ぶ程に。

是非、お近くの劇場で、此の秀作を御覧下さい。

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２０１６年２月に本作はアカデミー作品賞を受賞した。

同月、ローマ法王庁が本作の上映会を主催。謝罪の文面を翌日の新聞にコメントした。「此の映画が被害者の痛みを世に広めた」と。

本作は神父達による少年少女への性的暴行の日常化を取扱い、未成年レイプの黙殺を法王庁が行った事実を暴いたインターネットの普及も

被害者とデスクとの間のやりとりに貢献した。

今回関連してサントラ歌詞と訳詞(初翻訳版)を行いました。