●主な実在人物●

■ジュド・ボーム　パリ・フランス国立美術館・秘書

クレア・シモーヌ　(ケイト・ブランシェット)

■ザ・モニュメイト・メン　欧州全土の彫刻と絵画の現存９０％を救った７人

フランク・ストークス (ジョージ・クルーニー)

ジェームス・グレンジャー (マット・デイモン)

リチャード・キャンベル (ビル・マレー)

ウォルター・ガーフィールド (ジョン・グッドマン)

ジャン・クロード・クレモント (ジャン・デュジャルダン)

ドナルド・ジェフリーズ (ヒュー・ボネヴィル)

プレストン・サヴィッツ (ボブ・バラバン)

■頼りない兵士たちによる美術品奪還計画の史実をMR.ネスカフェ＝ジョージ・クルーニーが監督・主演した今月のシネマエッグ推薦作です。■

大学教授の頭によぎるのは、ヒトラー美術品の不要物への爆破行為や焼却行為の知らせだった。

彼が英国政府の役人に説いた時、彼に奪還チームの指令が下った。英国軍と米軍による連合軍美術品奪還チーム『モニュメント・メン』だ。

今の美術館や富豪の壁に飾られている美術品は彼らの頭脳と知識による追跡・発見・奪還と言う功績によるものである。

勿論、今だ不明の金塊列車も今年ポーランドで見つかり話題沸騰状態。同様に隠し場所が未発見の美術品倉庫も未だ在る。

消失した著名な画家の絵画も多数。軽い気持ちの老人と素人兵士の職人チームが英国対岸のノルマンディ海岸よりフランスに上陸した。

目指したのはドイツ。軍人を伝いて何処かに埋蔵した情報を得る。残された遠隔地へも調べる。既に欧州全土がナチス党ヒトラー帝国に

略奪されて、最後の十字架の神父たちも殺害されていた。ヒトラーの侵略の目的は国土目的ではなく、キリスト収集と美術品収集と後に

明らかと成っている。人の物欲は計り知れない。恐ろしい。ネット・オークションでさえも見られる様に。

最初に犠牲に成ったのは遠隔地に出向いた男だった。そして再び犠牲者が。彼らは素人軍人から生きる為の軍人へと成って行く。

明かりの景色に写るのは絵画の数々。そして次の隠し場所を探す。クレアのリストが彼らの行動と一体化して行く。

数々のリストの、未発見の僅かの残りの、マリア像は、いったい何処なんだ。

聖母マリアは、聖イエス・キリストの聖母。ヒトラーの最大のお気に入りと思われる。

ネットの低評価は海外も国内も全て中高生程の世代の男子の書き込み。此れは歴史の史実に基づく大人のセレブな一級品。

芳醇なワインやコーヒーに匹敵する価値のある味わい深い作品である。子供には理解出来ないだろう。そういう御縁も無いだろう。

■パリのスカーフ渡しが渋くてかっこ良かったですね。此処でのモニュメントとはマリア像の彫刻品を示します。チーム名として使われていました。■

そして今月もう一本の推薦作は、懐かしの６０年代映画オマージュ作品 VIVA 1960's♥: