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VOL.5  レット・イット・ビー

 

 "僕が道に迷った時"、"長く広がっている道"。 最後のアルバム「レット・イット・ビー」は

複数に及ぶ録音テイクの録音です。これはBOOT盤で入手する事が出来ます。

 "LET IT BE"とは、「迷わず進めよ。」という意味です。

 ポール、ジョンの2人のリーダーには2つの主義が混在していたが、ここに解散を発表した。

 これまでのアルバムイメージはビートルズの4人のベスト的であったのが、最後のアルバムでは

ジャケット通りの個性と主張が今回は独立しているのです。前作「アビイ・ロード」はこの事等の

状況下でのビートルズ集大成として知られるのです。

 「レット・イット・ビー」はポール色の濃いアルバムです。4分割された解散を示すジャケットが各々

悲しく見える人物か、そうで無くカッコイイと見える人物かによって、それを感ずるビートルズ

への思いは、ビートルズの生きたアンソロジーとなり得るか否か、人それぞれの感受性となる

のです。"ANTHOLOGY"とは「名詞語録文集」です。

 クラシック音楽界のバイオリン奏者の諏訪内晶子さんが言っていた言葉を思い出します。

言葉じりは多少異なりますが、「作曲者がどういう心境でこの曲を演奏したのかを

私は学んできたし、教えられてきた。」

 そして2000年11月再びビートルズのベストアルバム「1」は出版されるのです。

アナログ、CDで発売されブックレットやポスターが特典のリミックスアルバム「1」はニュース番組でも特集され

再びビートルズ・リバイバルで新世代へのアンソロジーは続くのでした。

 今回はここで締めくくります。 VOL.6でお会いしましょう。

 

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